2022年5月22日日曜日

FIREを目指す配当生活ファンドの利益額ランキング・損失額ランキング(2022年4月末までの確定損益)

FIREを目指す配当生活ファンドの損益ランキングを整理

 FIREを目指す配当生活ファンドでは、大きな利益や損失を出した銘柄を記録に残しています。そこで今回は、ランキング形式で損益上位だった銘柄を整理してみました。

 損失額については、投資初心者の頃に値動きの激しい銘柄で大きな損失を出しています。売買頻度が今よりも格段に多く、苦労していた割にトータルでも成績は今一つでした。割安成長株など、株価の下値が限られる銘柄を厳選する重要性を痛感しています。

 利益額については、コロナショックの際に購入した銘柄が大半で、TOB対象となる幸運に恵まれた銘柄が1つ。現在保有中の割安成長株を利益確定できれば、このランキング上位に入ってくれるはずです。ただし、基本的にはダブルバガー狙いのため、損小利大を徹底したいと思います。

FIREを目指す配当生活ファンドの損失額ランキング

 損失額ランキングでは、1銘柄当たりの損失が10万円以上だった銘柄をピックアップしました。IPOセカンダリーや注目度が急上昇した銘柄を狙って大ダメージを受けた例です。大損失の銘柄が3銘柄しかなかった点は良かったと思います。

損失額ランキング1位:ユニフォームネクスト(3566)-36万9063円

 業務用の作業服などを提供している銘柄です。直近IPO銘柄として短期間での値上がりに期待しました。現在、損切りしたときより株価ははるか下ですので、一応損切りは正解だったということになります。PERが10倍台前半なので、利益は出せていますが、成長性への期待は損切り当時と同様あまり高まっていないのでしょう。

損失額ランキング2位:MonotaRO(3064)-22万4537円

 工具通販のAmazonとも言われ、株価が大幅上昇した銘柄です。注目度が高まってから購入し、多数の売買で多くの利益と多くの損失を出しました。トータルでは20万円ほど負けていたことに、この記事を書く際に集計して初めて気づくというダメっぷりです。

 株価は損切り時の2倍程度になっており、中長期保有していればダブルバガー第1号だったのですが...。割安成長株投資を徹底して、目先の値動きに心を揺さぶられすぎないようすべきですね。

損失額ランキング3位:ラクス(3923) -11万3239円

 既に事業内容を忘れていましたが、調べてみると経理などのクラウドサービスを提供している銘柄のようです。損失額1位に輝いたユニフォームネクストと同様、IPO直後に値上がりに期待して爆死という形です。FIREには堅実な投資が重要ですね。

 株価は損切り時よりはるか上で、ラクスもダブルバガー未遂です。しかも2021年中には5倍程度に上昇しており、投資先に対する信頼を持つことも大事だと痛感します。

FIREを目指す配当生活ファンドの利益額ランキング

 利益額ランキング上位も、10万円以上の利益確定をした銘柄を整理しました。コロナショック時に購入した銘柄がほとんどで、相場暴落を活かす重要性を再認識しています。全部で8銘柄で、損失額ランキングよりは数が多かったですが、投資額が小さく金額面では物足りない銘柄も多数...。

利益額ランキング1位:ウィザス(9696)+74万1600円確定&現在も保有

 ウィザスは教育系企業で、通信制高校「第一学院高等学校」が利益の柱です。「第一ゼミナール」等のブランドで塾事業も手掛けています。FIREを目指す配当生活ファンドでは現在でも主力銘柄であり、「PER修正×業績成長」でダブルバガー狙いです。

利益額ランキング2位:イオンフィナンシャルサービス(8570)+45万2540円確定&現在も保有

 イオンフィナンシャルサービスはコロナ禍で購入した銘柄です。配当が年間68円から大幅減配となってしまいましたが、株価も低迷していたため割安高配当株として復配と株価上昇を狙いました。

 多少配当水準が戻り、限定的ながら利益を出すことはできました。2022年4月時点でも継続保有していますが、配当がなかなか年間68円に戻ってくれないため、ダブルバガーには時間がかかりそうです。購入時の見通しと違うため、株価次第で早めの売却も検討中です。 

利益額ランキング3位:ノバレーゼ(上場廃止)+22万2060円

 投資初期に10万円以上の利益をあげた唯一の銘柄です。と言っても私の銘柄選択が優れていたわけではなく、TOBによって上場廃止になり利益が出ました。損失が積み重なっていた年で、損失額を大きくカバーしてくれるTOBに感謝したものです。 

利益額ランキング4位:スプリックス(7030)+19万0762円確定&現在も保有

 スプリックスは、「森塾」ブランドで個別指導塾を展開しています。出店攻勢を続けており、成長力のある銘柄です。ただ、成長性への期待感は中途半端なようで、株価は停滞気味...。中長期的にはダブルバガー以上を狙える銘柄として、長い目で継続保有していきたいと思います。 

利益額ランキング5位:日本リテールファンド投資法人※現:日本都市ファンド投資法人(8953)+17万9320円

  日本リテールファンド投資法人は、コロナショックでJリートが暴落した際に購入した銘柄の1つです。短期間で大きな利益を上げることができ、相場暴落を活かす重要性をひしひしと感じました。投資額が少なかったのがもったいないですね。先行き不透明な中で、不動産という実物資産を抱えるリートに多く投資した点は良かったと思います。

利益額ランキング6位:ジャックス(8584)+13万7700円確定&現在も保有

  ジャックスは金融事業を手掛けており、極端な割安高配当株として投資しました。コロナ禍後半での投資で、ショック時の投資ではないです。投資後も何度か増配が行われており、地道に利益確定を進行中です。 

利益額ランキング7位:三井住友フィナンシャルグループ(8316)+13万5100円確定&現在も保有

  超有名な金融グループです。割安高配当株でインカムゲイン狙いなのですが、増配姿勢を見せてくれることや、なぜか好相性のようで利益が出ています。この利益が吹き飛ばないよう、業績動向を注視しながら引き続きインカムゲインを積み上げたいです。 

利益額ランキング8位:ケネディクス商業リート(3453)+13万3600円

 ケネディクス商業リートも5位の日本リテールファンド投資法人と同様に、コロナショック時に売買しました。やはり投資額が小さかったですね。「恐慌が資産家を生む」の格言通り、「相場暴落がFIRE達成への道」と考えて、暴落に備えた現金は今後もしっかり確保したいです。