0.ワシントンホテル株主総会参加メモ
・2026年6月24日(水)10:00~11:00頃 地下鉄千種駅徒歩すぐのホテル JR千種駅からも地下通路を通ればすぐ
出席者は20名程度、企業代表者等と個人株主が半々くらい 対応は全体的に落ち着いていて丁寧(ホテルらしい感じだが、もてなすというよりは、落ち着いてやるべきことを丁寧にやるという姿勢)、社長の受け答えも丁寧で落ち着いており余裕を感じる、特に、株主が質問している間に、株主の方をしっかりとみて時折うなずくなど人間らしい反応を見せながら聞いておられる姿勢を好感(もともとホテルの支配人をされていたから当然と言えばそうなのかもしれませんが、社長というトップの立場になってもこの姿勢というのは、大企業でも中小企業でもあまりない(形式的に丁寧な方、マナー的に礼儀がある方は多数だが、人間味を意図的に殺して対応される方が多いように思える中で、好印象)
◎主な質疑応答①大株主との対話をしているか 定期的に対話をしているが、一部株主とはしていない②アパHDと対話をしているか 連絡すればできるだろうが、今のところしていない状況 →(私の考え)アパ側からも目立った接触はないということが推察できる③客室稼働率が70%程度と、アパのデイユース込み100%超との差の要因 シングル客室が依然として多く、ファミリー層の対象外になっている →改装工事等で取り込みを増やしたい④藤田観光との連携について 株主優待で利用できるホテル数の増加など、着実な取り組みを進める余地はあり グイグイ連携の度合いを進める感じではない⑤経営陣の能力を示すマトリックスをみると、偏りがあるように感じる 各項目の責任者を中心に●印をつけているが、個人依存というより取締役会全体で決定することを意識している、監査役の年数不足に見えるが、現場経験が長く監査役として実情に合った意見を述べることが期待されるため選任
1.銘柄の概要と保有or注目理由
「ワシントンホテルプラザ」ブランドでビジネスホテルを展開。 藤田観光が運営する「ワシントンホテル」とは異なる。 インバウンド比率を今後伸ばせるホテルを組み入れる目的で保有。【数値データ】2/12終値、Yahooファイナンスより 株価:1379円、PER:5.65倍、PBR:1.49倍、自己資本比率:28.2%、配当利回り:2.90%
「ワシントンホテルプラザ」ブランドでビジネスホテルを展開。
藤田観光が運営する「ワシントンホテル」とは異なる。
インバウンド比率を今後伸ばせるホテルを組み入れる目的で保有。
【数値データ】2/12終値、Yahooファイナンスより
株価:1379円、PER:5.65倍、PBR:1.49倍、自己資本比率:28.2%、配当利回り:2.90%
2.ワシントンホテルの好材料
・コロナ禍での財務悪化から回復中
・財務改善と合わせて増配を継続中
・コネクティングルーム化工事でコストを抑えつつ観光需要を伸ばす
・インバウンド比率が20%未満と低いが、改善が進んでいる
・「古いホテル」のイメージを改善するリフォーム進捗中
・価格設定の自動化などの効率化を遅ればせながら進めて効果発現
・全体として、普通の取り組みができていなかったホテルが、
普通の取り組みをしっかりやることで成長できるという単純な狙い
3.ワシントンホテルの懸念材料
・名古屋銘柄で名古屋のホテルも一定程度あるが、
観光の「名古屋飛ばし」でやや単価伸びにくい可能性
・新規ホテルの設置など強力な拡大戦略は取りづらい
・コロナ禍での繰り越し赤字による税軽減がどこかで切れる
・古いホテルが多いことは事実で、他ホテルにはどうしても劣後しやすい
4.ワシントンホテルの最新情報
・ワシントンホテルの2026年3月期第3四半期決算(2/12発表)
①売上高+16.2%、経常利益+83.4%と大幅増収増益
→客室稼働率74.3%(+3.9%)、ADR8679円(11.9%)と引き続き好調
外国人比率は中国減も台湾・韓国増で10%台を維持
②通期業績予想を上方修正
EPS:201円→244円
※3Q時点で超過しており、冬場の季節性と改修費の積み増しを考慮しても上振れの可能性あり
→「改修・修繕に係る追加費用の計上を想定」と記載があり、バリューアップ加速で中期的に業績を押し上げる効果に期待
③普通配当を大幅増配
年間配当:24円→40円
④藤田観光株式会社と業務提携
→ワシントンホテル株式会社の「ワシントンホテルプラザ」と、藤田観光株式会社の「ワシントンホテル」の相互誘客が可能に
※従来から混同しやすかったこともあり、相互誘客は獲得コスト削減に寄与する
→出店エリアの重複が少なく、提携効果大
⑤中期経営計画2031を策定
→2031年3月期に営業利益を2倍以上に伸ばす計画
売上高より営業利益の伸び率が高く設定されている点を好感
財務改善など全中計で示した目標も達成しており、中計に基づく業績成長に期待
全体として、極めて素晴らしい150点の発表で、さらなる買い増しやダブルバガーへの期待
・ワシントンホテルの2026年3月期中間決算
客室稼働率72.4%(前期比値+5.1%)、ADR8516円(+12.3%)など好調
万博需要のほか、名古屋・九州も堅調で大幅に増収増益
特に、「売上増加による限界利益の拡大」とあり、利益の伸びが大
→ワシントンホテルの課題である自己資本比率が32.8%まで回復
日銀利上げの下で財務懸念はあるが、コロナ禍から着実に改善中
・日中関係悪化と中国人旅行客の減少がワシントンホテルに与える影響
インバウンド比率の低さが課題であったため、影響は小さいとみられる
→むしろ、中国人減により日本人の旅行意欲が高まれば追い風か
※ワシントンホテルプラザ・R&Bホテルは古め・安めが依然として多く、
海外高所得層より国内中間層に適しているなら追い風強い