1.銘柄の概要と保有理由
ジェットコースターなどの遊戯機械や、コンサートホールなどにある舞台装置を製造。エレベーターの保守点検も実施。遊戯機械の補修部品などでも利益。
M&Aも活用しながら海外展開も進めており、米トランプ関税の影響は価格転嫁できるなど競争力は高い。
独占力のある割安成長株として株価上昇に期待する目的で保有。
2.三精テクノロジーズの好材料
・トランプ関税を価格転嫁できるだけの独占力がある
・遊戯機械や舞台装置という大規模投資の恩恵を受けられる一方、エレベーター保守など堅実な事業もありバランスが良い
・海外展開を進めており、国内の衰退でも問題なし
・国内でもインバウンドを取り込める観光・レジャー産業に関わる
・割安成長株で増配も進んできている
→キャピタル・インカム双方に期待できる
・大阪IR関連としての注目にも期待
3.三精テクノロジーズの懸念材料
・IR活動に消極的で、認知度が高まりにくい
・大型事業を手掛けることも多く、不採算案件が出ると中期的に業績下押しのリスク
・公共事業などの影響か、売上・利益が4Q偏重
→1~3Q決算では業績確認しにくい
※受注残高と前年同期比での確認を行う必要あり。
4.三精テクノロジーズの最新情報
・三精テクノロジーズの2026年3月期第2四半期決算
①遊戯機械(ジェットコースター等)の工事進捗が順調
補修部品の需要も旺盛
→例年は4Qに利益偏重だが今期は2Qの営業利益・経常利益が前期比倍増
②仮設舞台装置の需要は堅調も常設舞台の工事は減少
③エレベーター改修工事や保守・メンテナンスも堅調
全体としては、売上の60%以上を占める遊戯機械事業の利益が拡大し好調
・2026年中間報告書
配当金通知書とともにカラー刷りの簡易な紙面が到着
→IRが全体として消極的だが、中間期の書面はこのくらいが適切
※今回は「株式分布状況」に注目
株主数が5000名程度で499株以下の保有者が3210名と多い
→スタンダード上場かつ優待なしにしては、
三精テクノロジーズが一定の注目を集められているのでは?