2025年1月22日水曜日

4691 ワシントンホテル-インバウンド拡大余地大きいビジネスホテル

1.銘柄の概要と保有or注目理由

 「ワシントンホテルプラザ」ブランドでビジネスホテルを展開。
 藤田観光が運営する「ワシントンホテル」とは異なる。
 インバウンド比率を今後伸ばせるホテルを組み入れる目的で保有。

2.ワシントンホテルの好材料

・コロナ禍での財務悪化から回復中
・財務改善と合わせて増配を継続中
・コネクティングルーム化工事でコストを抑えつつ観光需要を伸ばす
インバウンド比率が20%未満と低いが、改善が進んでいる
・「古いホテル」のイメージを改善するリフォーム進捗中
・価格設定の自動化などの効率化を遅ればせながら進めて効果発現
・全体として、普通の取り組みができていなかったホテルが、
 普通の取り組みをしっかりやることで成長できるという単純な狙い

3.ワシントンホテルの懸念材料

・名古屋銘柄で名古屋のホテルも一定程度あるが、
 観光の「名古屋飛ばし」でやや単価伸びにくい可能性
・新規ホテルの設置など強力な拡大戦略は取りづらい
・コロナ禍での繰り越し赤字による税軽減がどこかで切れる
・古いホテルが多いことは事実で、他ホテルにはどうしても劣後しやすい