1.銘柄の概要と保有or注目理由
大阪都市圏路線と山陽新幹線が収益源。鉄道事業の比率60%程度と高い。
3月末の50%割引券を自家消費できる株主優待銘柄として保有or注目。
2.西日本旅客鉄道の好材料
・山陽新幹線の伸びしろが大きい
※東海道新幹線ほどドル箱にはならないが、座席や線路容量に余裕あり
・北陸新幹線の敦賀延伸で収益力ややアップか
・赤字路線数は多いがJR東日本と比べて赤字額は小さい
・3月末に全路線の50%割引券が株主優待でもらえる
→新大阪-博多間の山陽新幹線の14,750円が半額なら7,375円割引
・配当利回りも3%程度あり、増配意欲も
・鉄道事業の比率が高く、不動産市況などの影響を受けにくい
※近鉄なら国際物流、京阪なら不動産など、景気敏感セクターの売上多いところもある
3.西日本旅客鉄道の懸念材料
・山陰本線など長大な赤字路線の赤字額が拡大する可能性
・鉄道以外の事業に対する取り組みが遅れている
・自己資本比率が30%程度と低め
→金利上昇時の利払い負担増に要注意
4.西日本旅客鉄道の最新情報
・2026年3月14日のJR西日本春ダイヤ改正
山陽新幹線の増便
→博多発品川行き最終のぞみ新設・東京発最終広島行きのぞみ増便
在来線の有料座席「うれシート」拡大
→地道な顧客単価アップで鉄道事業の収益増
JR奈良線で快速停車駅の見直し
→インバウンド需要取り込みの拡大へ
快速の停車駅増は将来的な速達特急増便の布石かも
・西日本旅客鉄道の2026年3月期中間決算
増収増益、上方修正で増配
→インバウンド、万博だけでなく国内の鉄道利用も堅調
万博では通期210億円の増収見通し
万博は会場内オフィシャルストアも押し上げ
→年間配当を90.5円に増配(配当利回り3%に近づく)
※3月末の株主優待(半額チケット1枚など)を考慮すれば配当+優待利回り4%超も
・JR西日本の月次運輸取扱収入
万博後の11月も前年同月比+6.1%と好調