1.銘柄の概要と保有or注目理由
国際物流(旧近鉄エクスプレス)の比率高い。鉄道はひのとり、しまかぜなど特急列車に強み。
年2回の株主優待乗車券の自家消費やチケットショップ買取に回せる優待株として保有or注目。
2.近鉄グループホールディングスの好材料
・足元は大阪万博効果で鉄道、百貨店など好調
・鉄道運賃値上げと通勤車両更新が追い風
・観光特急しまかぜや阪奈特急ひのとりなどが有名
・奈良・京都・大阪の主要観光地を結ぶ路線を抱えインバウンド需要旺盛
・3月末と9月末の株主優待で全線乗車券4枚ずつがもらえる
→チケットショップ買取なら1500~2000円/枚程度を得られる
自家消費で大阪-名古屋間などを利用することも可能(特急券と併用OK)
・百貨店・不動産販売・ホテル運営・不動産管理など多角化進んでいる
3.近鉄グループホールディングスの懸念材料
・国際物流の比率が高く景気変動に要注意
・自己資本比率が20%台前半と低く財務に懸念
→金利上昇にはかなり弱い
→関西エリアの大地震等で業績急減速すれば倒産懸念出かねない
4.近鉄グループホールディングスの最新情報
・2026年3月期中間決算
売上高比率の高い国際物流が減収減益も利益は確保
鉄道が軸の運輸業は大阪・関西万博とインバウンド効果で増収増益
→万博効果は会場内オフィシャルストア運営の近鉄百貨店や、
ホテル業・旅行取扱業などにも追い風
・新型観光列車の運転開始へ
2026年秋~、名古屋―賢島間で「レ・サヴール志摩」を運行
高級感のある観光列車で、シニア層やインバウンドの取り込みができそう
伊勢志摩の中でも伊勢神宮・鳥羽水族館などのエリアは人気だが、
賢島エリアまで足を延ばす客を増やしたい
・2025年9月末権利確定の株主優待乗車券が到着
2025年12月09日に近鉄GHDから株主優待が到着
100株以上保有で年2回(9月,3月末)、株主優待乗車券4枚が届く
近鉄全線で利用でき、大阪難波-名古屋などで特急券と優待乗車券の併用可
チケットショップで売却の場合,1,500~2,000円程度が相場
・株主優待の拡充と継続保有条件の設定
優待は継続保有条件が段階的に導入され、今後は1年以上の継続保有が必要
300株以上保有ならKIPSポイント2000ポイントやグルメギフト2000円相当も追加