2023年4月4日火曜日

割安成長株のビーイングHD(9145)から配当金が入金

 割安成長株ビーイングHD(9145)から配当金が入金

割安成長株としてかつて保有していたビーイングHD(9145)から配当金が入金されました。

 26円×1100株=28,600円

を獲得しています。

3PLを中心とする物流事業に取り組んでおり,金沢市に本社があるため地域分散にも有効です。増配意識もある堅実な銘柄で,拠点数増加に伴う利益成長の実績もあります。

ビーイングホールディングスはキャピタルゲイン狙いでの投資でしたが,既に売却済みです。2023年12月期の業績予想が期待を下回っていたことが背景にあります。ただ,3PLへの関心が高まったことを受けて,売却後に株価は上昇しています...。ちょうどインカム狙いの銘柄を増やすタイミングでもあったため仕方ないのですが,残念は残念ですね。

3PLに取り組む物流銘柄への関心は継続

 ビーイングHDは売却しましたが,キャピタル狙いの投資で3PLへの関心は維持しており,実際にヒガシトゥエンティワン(9029)を継続保有しています。ヒガシトゥエンティワンも株価は上昇しており,1.5倍株達成も見えてきそうです。

 物流業界では人手不足が深刻化しており,特に時間外労働の規制が厳しくなることから2024年問題と呼ばれる人材不足の深刻化が近づいています。自動運転などの技術は発展途上であり,過酷な物流業界への就業者が急増することも見込みづらい為,3PLのような「運ばない物流」へのニーズは高まると考えています。

 また,長期目線でも日本ではインターネット通販の利用がさらに伸びると考えられており、物流事業の成長が期待されます。再配達の多さや送料無料が社会問題として認識されてきており,ヤマト運輸や佐川急便といった個人向け宅配サービスを実施している企業が値上げを進めていることも踏まえれば,物流銘柄の利益成長の可能性は十分あると言えるでしょう。物流関連への投資が伸びれば,先進的な取り組みをする3PL銘柄への関心も高まるとの見立てです。

ビーイングHDではなくヒガシトゥエンティワンを残した理由

 ビーイングHDは売却したのにヒガシトゥエンティワンを残したのには次のような理由があります。

 ・配当利回りが高い

 ・割安性が高い

 ・事業の多角化を進めている

 ヒガシトゥエンティワンは投資元本に対して税引き後4%程度のインカムになっています。このように,キャピタル狙いの銘柄でも無配のものより,そこそこ配当を出してくれる銘柄を狙っていき,高配当株への切り替えも視野に入ると良いと考えています。成長力でいえば配当を出さず設備投資に回す銘柄の方が勢いが出やすいですが,テンバガー狙いではなく,「2年で1.5倍」狙いなので配当を出していても良いと思います。

 また,ヒガシトゥエンティワンは介護用品のレンタルを開始するなど,事業の多角化を進めています。自社の物流ノウハウが活き,市場成長も見込める分野への進出は歓迎したいと思います。既に利益貢献ができている上,新事業に堅実に取り組んでいく姿勢は中長期的な企業価値の向上に資すると考えます。