2026年2月4日水曜日

8354 ふくおかフィナンシャルグループ-みんなの銀行システム外販も行う地銀

1.銘柄の概要と保有or注目理由

 九州の大手地銀。「みんなの銀行」システム外販でも稼ぐ。
 地域経済の成長も見込める割安地銀銘柄として保有or注目。
【数値データ】※Yahooファイナンスより2/04終値
 株価:6054円、PER:14.31倍、PBR:1.12倍、配当利回り:2.97%

2.ふくおかフィナンシャルグループの好材料

・資産規模の大きい地銀で競争力がある
 →他行の買収なども選択肢に
・福岡を中心とする九州エリアは経済発展が見込める
 台湾や東南アジア・韓国などに近接しインバウンド需要を取り込みやすい
 東京・大阪・京都などのゴールデンルート外で2回目以降の訪日需要にも期待
 福岡は若年層の流入が多めで個人消費の伸びが見込める
 TSMCの熊本立地を機に九州への半導体関連投資が活発化する可能性
・日銀利上げやインフレに強い
・配当利回り(3%台後半)がそこそこありインカムゲインも得られる

3.ふくおかフィナンシャルグループの懸念材料

・銀行株なので金融危機が発生すると苦しい
 →景気悪化時は株価下落&減配のリスク大きい
・「みんなの銀行」事業が業績の足を引っ張る可能性

4.ふくおかフィナンシャルグループの最新情報

・ふくおかFGの2026年3月期第3四半期決算(2/04発表)
 ①四半期純利益+15.8%と好調
  →金利上昇で利ザヤ改善、みんなの銀行システム外販で利益上積み
  ※課題であったみんなの銀行事業が利益貢献しており好感できる。
 ②通期業績予想を上方修正&増配
  EPS:423円→449円
  年間配当:170円→180円 

8053 住友商事-鉄鋼ビジネスに強い総合商社

1.銘柄の概要と保有or注目理由

 大手総合商社の一角。三菱商事、三井物産、伊藤忠商事のBIG3に次いで、
 住友商事、丸紅で5大商社。鉄鋼系ビジネスに強い。
 グローバル成長を取り込める総合商社への分散投資として保有or注目。
【数値データ】※2/04終値、Yahooファイナンスより
 株価:6148円、PER:13.03倍、PBR:1.51倍、自己資本比率:40.0%、配当利回り:2.28%

2.住友商事の好材料

・注目度アップで株価上昇しているが依然としてPER10倍台前半と割安
・大手総合商社の一角としてグローバル成長を取り込める
・インフレに強い
・総還元性向40%以上と累進配当で還元方針が明確
 →自社株買いも継続的に実施しており還元意欲が高い

3.住友商事の懸念材料

・三菱商事・三井物産・伊藤忠商事のTOB3に人材・案件獲得で劣後する可能性
・景気変動の影響で株価だけでなく配当額も上下し、減配の可能性もあり
 ※累進配当政策はとっているものの、大手総合商社の業績が崩れるときは、
  世界的な大不況の可能性があり、方針が変更されるリスクを念頭に置く

4.住友商事の最新情報

・住友商事の2026年3月期第3四半期決算(2/04発表
①四半期利益+0.4%と微増益
 →他の商社と比べて明らかに劣後しており、やや悪い決算
 ※住友商事が他の大手商社と比べて割安に放置されている要因
  →割安ではあるので、分散投資先としてはOK
 ただし、資源ビジネス(石炭・鉄鉱石)の減益の影響が大きく、
 これは資源価格の変動によるものである程度仕方ない
 →双日や丸紅のように、それをカバーする独自性のある事業が乏しい点は要注意

・住友商事の2026年3月期中間決算
 米国タイヤ事業会社の売却等の特殊要因もあり増収増益
 年間配当は140円で据え置き
 事業ポートフォリオの改善(資産入れ替え)も着実に進行中
 鉄鉱石や石炭の価格下落で資源ビジネスは逆風
 非資源ビジネスは船舶・不動産など好調


2026年2月3日火曜日

8367 南都銀行-奈良県での独占力が高い地銀、増配や優待も

1.銘柄の概要と保有or注目理由

 奈良県で独占利益を確保しやすい地銀。
 インバウンドに起因する資金需要取り込みにも期待。
 地域独占により利益を確保しやすい割安地銀銘柄として保有or注目。
【数値データ】※Yahooファイナンスより2/03場中
 PER:14.11倍、PBR:0.70倍、配当利回り:2.82%、優待あり

2.南都銀行の好材料

・奈良県で独占利益を確保しやすい
・東大寺・奈良公園などを中心とする日帰り観光が、
 宿泊観光にシフトしていけばホテル建設等の資金需要が拡大
 ※京都のオーバーツーリズムの恩恵を受ける可能性
・大阪のベッドタウンとして一定の人口を確保しやすい
・2026年3月末で1:5の株式分割を予定
・日銀利上げやサナエノミクスによるインフレに強い

3.南都銀行の懸念材料

・中途半端な株主優待あり
・銀行株なので金融危機には要注意
・景気変動の影響で株価だけでなく配当額も上下し、減配の可能性もあり

4.南都銀行の最新情報

・南都銀行の2026年3月期第3四半期決算(2/03発表
 ①経常利益+14.2%と堅調
  金利上昇メリットを受けて堅調に推移
 ②EPS年間予想477円に対して3Qで423円(進捗率88.6%)と堅調
  →通期で上振れ着地・増配額積み増しに期待
  ※3月末に株式分割で単元株価が5分の1になり、
   個人投資家からの注目を集めやすくなることとセットで期待

2768 双日-割安感のある総合商社でレアアース事業の注目度高い

1.銘柄の概要と保有・注目理由

 五大総合商社に含まれない総合商社。注目度・時価総額で五大商社と差がある分、割安。
 総合商社に対して分散投資を行う目的で保有。
【数値データ】※Yahooファイナンスより2/03場中
 PER:10.16倍、PBR:1.19倍、自己資本比率:31.4%、配当利回り:2.95%、優待なし

2.双日の好材料

・五大商社と比べてやや割安
・海外比率50%超で海外成長を取り込める
・配当利回り3%台後半あり
・南鳥島レアアース回収進展で、オーストラリア等のレアアース事業への注目度アップ
・ウズベキスタンでの都市開発など、独自性のある取り組みを推進

3.双日の懸念材料

・五大商社と比べて目利き力に差がある可能性
・景気変動の影響は大きく受け、一時的な減配リスクも
・石炭事業など旧来型の資源ビジネスが不振

4.双日の最新情報

・双日の2026年3月期第3四半期決算(2/03発表)
 ①収益+5.6%、四半期利益+5.9%と堅調
  →2Qまで出遅れていた利益を3Qでやや加速
   4Qが3Qと同水準の利益確保なら通期見通しを達成
  ※信頼性はあるものの、他の商社と比べて利益成長が弱く感じる
   →その分割安なので、投資対象としての魅力はあるが、要注意ではある。
 ②上方修正や増配は実施せず
  石炭事業が厳しいが、その他の分野で地道な利益積み上げが見られる
  例:ロイヤルHDとの提携、防衛関連ビジネス、化学系の利益上積み等
  →五大商社とは違った切り口で中期的な成長に期待

2026年1月30日金曜日

7723 愛知時計電機-ガス・水道メーターなどの計器製造

1.銘柄の概要と保有or注目理由

 ガスメーターや水道メーターなどの計器製造。スマートメーターへの交換進む。
 海外展開も。
 水道メーターのスマートメーター化特需の恩恵を受けられる銘柄として保有or注目。
【数値データ】※Yahooファイナンスより01月30日終値
 株価:2782円、PER:11.67倍、PBR:0.89倍、自己資本比率:74.6%、配当利回り:3.24%、優待なし

2.愛知時計電機の好材料

・水道メーターのスマートメーター化が進行
 ※東京都などで加速の流れ追い風
・公共インフラ関連なので中期的に業績が安定
・PER10倍程度・PBR1倍割れで割安
・海外比率10%未満も展開進めている
・株式分割や増配など株主還元強化に意欲あり
 →足元3%台の配当利回り。増配で中期的に高配当利回り株へ
・専門性の高い機器のため、寡占利益を得やすい
・東京リスクを分散できる名古屋銘柄

3.愛知時計電機の懸念材料

・需要を自ら作り出しにくい
・名証IRエキスポでの印象として、お堅いイメージ
 ※堅実なのはよい面でもあるが、追い風が吹いても業績の伸びは地道かも。

4.愛知時計電機の最新情報

・2026年3月期第3四半期決算(1/30発表)
①売上高+6.9%、営業利益+45.6%と増収増益
 →特に増益率が高い。計装部門の工事進捗が大幅増益の主因。
②通期業績予想を上方修正し、売上高+1.3%、営業利益+0.7%。
③政策保有株の売却で特別利益を計上
 →通期EPSを238円→300円に大幅上方修正
  通期配当を90円→113円に大幅増配修正

8309 三井住友トラストグループー配当利回り3%超の信託銀行系高配当株

1.銘柄の概要と保有理由

 信託銀行大手。
 金利上昇時に、ポートフォリオが受ける打撃を軽減する目的で保有。
【数値データ】※01/30終値、Yahooファイナンスより
 株価:5118円、PER:12.25倍、PBR:1.10倍、配当利回り:3.32%

2.三井住友トラストグループの好材料

・インフレ定着で金利上昇を見込みやすい
・格差拡大や団塊の世代の高齢化で信託ニーズ高まりに期待
・上昇が続く大手銀行株の中では配当利回りが高め
・AI活用やデジタル化でコスト削減を継続できる

3.三井住友トラストグループの懸念材料

・銀行株なので金融危機が発生すると苦しい
・大型株なので大幅上昇は見込みづらい
・景気変動の影響で株価だけでなく配当額も上下し、減配の可能性もあり
・メガバンク大手3社と比べて知名度が劣る
 →初心者の個人投資家などの買い対象としては優先されない可能性あり

4.三井住友トラストグループの最新情報

・三井住友トラストGの2026年3月期第3四半期決算(1/30発表)
①EPS378円で通期予想419円に対して進捗率90%と好調
 →年間配当170円のさらなる上積みに期待
②政策保有株の売却も着実に進行中
③上方修正や増配はなし
 →4Q時点での上振れ着地・増配の期待はあるものの、
 保有する「その他有価証券」のうち日本国債の比率が高く、
 金利上昇による含み損で、追い風を弱めてしまう効果には注意が必要。

8316 三井住友フィナンシャルグループー2026年3月期も増配の高配当銀行株

1.銘柄の概要と保有理由

 メガバンクの一角。三井住友カードなど、銀行業以外でも稼ぐ。
 金利上昇時に、ポートフォリオが受ける打撃を軽減する目的で保有。
【数値データ】※12/22終値、Yahooファイナンスより
 PER:13.02倍、PBR:1.08倍、配当利回り:3.10%

2.三井住友フィナンシャルグループの好材料

・インフレ定着で金利上昇を見込みやすい
・モルガンスタンレー証券を持つ三菱UFJフィナンシャルグループと比べて、海外景気の影響を受けにくい?
・円安対策の金利上昇(日銀ショック)で日本株が崩れた際、ポートフォリオ耐性が高まる
・連続増配で配当性向にも無理なし(配当157円/EPS390円=配当性向約40%)
・超有名な大型株なので、投資初心者の買いも見込める(影響は小さい)
・仮に日銀利上げが停滞しても、マイナス金利・ゼロ金利時代の住宅ローン変動金利や、企業向け貸出金の借り換え時に収益力が高まる
・AI活用やデジタル化でコスト削減を継続できる

3.三井住友フィナンシャルグループの懸念材料

・銀行株なので金融危機が発生すると苦しい
・大型株なので大幅上昇は見込みづらい
・景気変動の影響で株価だけでなく配当額も上下し、減配の可能性もあり

4.三井住友フィナンシャルグループの最新情報

・三井住友FGの2026年3月期第3四半期決算(1/30発表)
①EPS362円で通期予想390円に対して進捗率92%と好調
 日銀政策金利の引き上げで0.25%あたり1000億円/年の押し上げ効果あり
 →国内預貸金の利ザヤ拡大メリットを受ける
②政策保有株の売却も着実に進行中
③海外部門の利益は横ばい
④今回は上方修正や増配はなし
 →4Q時点での上振れ着地・増配の期待を持っています。

・三井住友FGの2026年3月期中間決算
 金利上昇を受けて増収増益
 →上方修正&増配(136円→157円の大幅増配)
  1000億円だった自社株買いを1500億円追加
 ※業績が堅調であれば還元意欲が強いことを再確認
 国内の預貸利ザヤが0.91%→1.10%と改善
 →今後も借り換えや日銀利上げ等で利ザヤ拡大に期待