2022年4月5日火曜日

【海外高配当ETF】FIRE投資家の配当金生活で定番の米国優先株ETF(PFF)

米国優先株ETF(PFF)はFIRE投資家や配当金生活の定番

 FIREを目指す配当生活ファンドでは、米ドル建ての資産も一部保有しています。通過分散に役立つ上、アメリカ経済の成長を取り込みやすいからです。その中でS&P500高配当株ETF(SPDR)と並んで大きな割合を占めているのが、米国優先株ETF(PFF)です。
 優先株とは、普通株と比べて議決権がない代わりに配当を多くもらえる株式です。個人投資家が議決権を重視することは少ないため、優先株はFIREや配当金生活にありがたいですね。日本では、伊藤園第一種優先株があり、普通株×1.25倍の配当となっています。
 PFFは優先株ETFということで分配金利回りが高く4%程度です。高配当株ETFとして安定したインカムゲインをもたらしてくれる点が魅力ですね。株価も足元ではやや下落気味ですが基本的に安定しており、穏やかな値動きが投資家の心も安定させてくれるでしょう。

FIREを目指す配当金生活ファンドのPFF保有状況

 FIREを目指す配当金生活ファンドでは、2022年5月時点で米国優先株ETF(PFF)を115口保有しています。かつてはNISA口座で保有していた関係で、投資口数が中途半端です。日本円ベースで50万円ほどですね。
 保有比率としては小さいですが、相場暴落が発生した際には買い増ししたいと考えています。PFFの値動きは安定していますが、リーマン・ショックの際には大きく下落し、その後回復しているからです。30ドル台がPFFの定位置のため、20ドル台から狙っていきたいと思います。

米国優先株ETF(PFF)の魅力は毎月分配にも

 米国優先株ETF(PFF)は毎月分配型です。そのため、安定した配当収入を得たい個人投資家に最適な銘柄と言えるでしょう。日本株を中心に投資した場合、3月末決算企業が多いためどうしても配当金の入金が6月と12月に偏ってしまいます。1年トータルで見れば問題ないのですが、投資家心理的には毎月コツコツと入金があった方が、投資に対するモチベーションが高まりますね。
 また、FIRE達成後に生活費を配当金や分配金などのインカムゲインで確保する場合、特定月にしか入金がないのは不便です。そのため、分散投資を進める中で米国優先株ETF(PFF)のような分配頻度の高い海外高配当ETFも着実に組み入れていきたいと思います。